昭和28年03月05日 衆議院 地方行政委員会 国家地方警察本部長官 斎藤昇
「そこで日本共産党の軍事組織は、御承知のように軍事委員会によって統轄をされておるのでありますが、その組織の行動的部面を受持ちまするいわゆる中核自衛隊は、現在われわれのところにわかっておりますのは約600隊でありまして、隊員数が5500名でございます。われわれのわかっている資料によるものはさようであります。」

昭和28年09月09日 参議院 地方行政委員会 国家地方警察本部長官 斎藤昇
「只今私のほうで入手をしておりまする材料等から判断いたしまして、これらの中核自衛隊、或いは遊撃隊という大衆層組織の隊員は恐らくまあ8000から1万ぐらいであろうかと、私のほうでつかんでおりますものにつきましては、さように考えられるのであります。」

昭和27年06月17日 参議院 法務委員会

[064]
説明員(東京地方検察庁検事正) 馬場義續
次に扇動という規定がなかった場合に取締上どういう不便があるかというお尋ねでございますが、最近のメーデー騒擾事件その他の類似の事件の取調を通じて見ますと、又私どもから見ますなら全く年端も行かない16歳くらいの少年までが、殆んど狂信的に共産主義運動に唆されると申しますか、狂信的な態度を以てああいう行動に移っておるのでございます。実障私どもの手にかかって来る者は、そういう背後にあって操る人たちではなくて、操られた人たちであるというふうに考えられるのであります。而もその操られておる人たちは白い生地に色を塗るようなことでございますから、殆んど無条件にこれを受入れてそれを直ちに行動に移すというのが今日多く見られる例でございます。取調の実際に当って見ましても、例えば私どもは成るべく母親とか家族の人なんかの面会はできるだけ便宜を図ることにしておりますが、母親が来ても会わない、若し母親が自分の運動をとめるならば、母親も人民の敵であるというようなことを平然と言うところまで狂信的になっておる例があるのでございます。かようなことを見ますにつけましても、特に今日問題になっておる青少年に対しましては、無責任な宣伝、扇動の行為からこれを守るということが私どもの任務ではないかと、かように考えておるのであります。

そこで1、2の例を申上げますと、これもすでにきっと政府委員から御説明があったと思いますが、急のお呼出しで材料を整える暇がなかったのでありますが、例えば「中核自衛隊の組織と戦術」という球根栽培法の26号の文書でございますが、その中の一部は「中核自衛隊は武装した組織である。従ってこれを組織すると同時に、あらゆる努力を払って武器を持ち、これを運用する技術を修得しなければならない。武装と武装行動に必要な軍事教育、軍事訓練は、中核自衛隊にとって欠くことのできないものである。中核自衛隊の武器の主要な補給源は敵である。中核自衛隊はアメリカ占領軍を初め敵の武装機関から武器を奪い取るべきである。このことは可能である。すでに労働者がいろいろな形で敵の武器を持出しており、大衆斗争の中でもこれを意識的に計画すれば必ず取れることが明らかとなっておる。又札付の警察官等を襲い武器を奪うこともできる。我々はこれを行わなければならない。」云々というようなこと、これに類似のことを記載した文書があるのでございます。

これを見ましてすぐ私どもが思い起しますのは、例えば蒲田の事件でありますとか、矢口交番の事件でありますとか、或いは最近の岩之坂上襲撃事件というようなものを考えてみますると、やはりこれらの文書と因果関係があるというふうに考えられるのでございます。そこで成るべく言論の自由を守らなければならないことは、私どもも十分承知いたしておるのでありますが、こういうものを放置しておきますと、結局青少年或いは思慮未熟な自由労働者等が、無条件に無批判にこれを受入れて直接行動に出るという虞れが多分にあるのではないか、多分にあると私は信じておるのであります。さような意味合いから、決して望ましいことではありませんけれども、今日の案に出ておる程度の扇動等の取締規定は止むを得ざる措置ではなかろうかと、かように考えておるのであります。

[065]
無所属 宮城タマヨ
今馬場さんのお話から思い出しましたが、この間私が伺いました政府に対する質疑で、まだ御答弁がなかったことで、この間のメーデー事件のときに16歳くらいの子供が11人、その当時は11人くらいでございましたが逆送されておりますが、今どのくらいになっておりますか。家庭裁判所につながりました子供がざっと70人くらいおりますはずでございます、メーデーの事件で。

この家庭裁判所と申しました意来はおわかりになりましょうけれども、少年法で保護さるべき少年が70人近く家庭裁判所に参りまして、それが2週間ぐらい前の話で11~12人逆送されておるわけであったのでございます。そのほかにございますか、又その子供たちはどういたしましたでしょうか。

[066]
説明員(東京地方検察庁検事正) 馬場義續
今数字を持って参りませんでしたので、私の記憶で申上げますと、多少の違いがあるかも知れませんが、16歳の少年を家庭裁判所から逆送して参ったのは、私の記憶では3人か4人でございます。それから18歳以上20歳までの少年はもう少し多いと思いますけれども、70人とか80人という数では断じてないと思います。と申しますのは、今までの起訴数は今のメーデー事件では180人であります。そのうち少年が80人にも上っておるはずはないと私は記憶いたしております。恐らく20人前後では……、今ここに表がありますが、16歳未満3人、6月16日現在で16歳未満が3人、19歳未満が13人、こういう数字でございます。

[067]
無所属 宮城タマヨ
それは逆送されて起訴された子供でございますね。私が家庭裁判所に参りました70人と申しましたのは、それは勿論その中から10何人かが起訴されて、家庭裁判所に送られておる子供はとにかくメーデー事件で70人近くあったのでございます。それは私はちゃんと調査してございます。

[068]
説明員(東京地方検察庁検事正) 馬場義續
送置したのは恐らくお話のように数あると思いますが、逆送されたものは法律上大体検事は起訴強制を受けておりますから、殆んど全部起訴しております。その起訴数が13人、かように考えております。