昭和28年03月05日 衆議院 地方行政委員会 国家地方警察本部長官 斎藤昇
「そこで日本共産党の軍事組織は、御承知のように軍事委員会によって統轄をされておるのでありますが、その組織の行動的部面を受持ちまするいわゆる中核自衛隊は、現在われわれのところにわかっておりますのは約600隊でありまして、隊員数が5500名でございます。われわれのわかっている資料によるものはさようであります。」

昭和28年09月09日 参議院 地方行政委員会 国家地方警察本部長官 斎藤昇
「只今私のほうで入手をしておりまする材料等から判断いたしまして、これらの中核自衛隊、或いは遊撃隊という大衆層組織の隊員は恐らくまあ8000から1万ぐらいであろうかと、私のほうでつかんでおりますものにつきましては、さように考えられるのであります。」

昭和27年05月10日 衆議院 本会議

[035]
日本共産党 横田甚太郎
自由党よ、恥を知るなら、世界をすなおに見ろ。世界では、米国に対立し、自由党がきらう政権のもとにおいてこそ、ソ連、新中国の電源は開発され、河川は改修され、人民の自主権は回復され、国勢は隆々と盛り上っているではないか。

モスクワに建った科学の殿堂、モスクワ大学のことを知っているか。平和と幸福のために自然を改造するスターリン共産主義大自然改造計画の偉容を知っているか。

蒋政権下、60億ドルの米資で動員されなかった中国人民が、人民政権のもとでは、淮河治水に200数十万の動員に成功し、河は治まり、農工業は栄えつつある現状に眼をつぶるのか。

この人民政権と国富のもとに招く世界経済会議には参加させぬと、アメリカ政府と日本政府が共産主義者を監視続けていても、温厚篤実、日本の未来のために考える緑風会の高良氏と、改進党の宮腰氏や、実業界の帆足氏は、モスクワの空から、日本のメーデーに祝電を打って来ているではないか。

現下日本では、治安を乱す人々と呼ばれ、中核自衛隊、パルチザン、ゲリラ、人民軍と悪く宣伝されている人々こそが、世界のどこかで政権をにぎったとき、皮肉にも電気文化の花を咲かせ、アメリカの侵略を一歩も入れぬ驚異的治世をやっている事実のみが証明されているではないか。